原点にして頂点!? 投資詐欺 『ポンジ・スキーム』と その対策

投資
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こんにちは、サイドFIREをして離島暮らしを目指すアラサー夫婦です。
昨年と比較すると今年は株式市場(特に米国市場)が安定しませんね。永遠の右肩上がりが理想ですが、今も経験と思って地道に資産運用を頑張っていこうと思います。

こんなニュースをみつけました。

若者が騙される投資勧誘「ポンジ・スキーム」の恐ろしさ 具体的な手口は?

詐欺まがいの悪質な投資勧誘が、若い世代を中心に急増している。
2021年に警察が受理した悪質な投資勧誘関連の相談は3000件を超え、前年比72%増。年代別では、20〜40代が半数以上。17年に約半数を占めた60歳以上は22%に低下した。

引用:日刊ゲンダイDIGITAL

思うように資産が増えないとき、どうしても焦ってしまいますよね。含み損が出た時は尚更です。
こんな時に「絶対儲かる投資がある」と言われたらついつい耳を傾けてしまうかもしれません。最初は半信半疑であっても、実際に投資をして配当が入ってきたあかつきには信じてしまう可能性は十分あると思います。

今回の記事では有名な投資詐欺手法である『ポンジ・スキーム』についてまとめてみました。是非、最後まで読んでみて下さい。

詐欺被害は高齢者だけではないのです。どの世代も明日は我が身と常日頃より備えましょう。
敵(投資詐欺)を知り、自分の資産を守る力を高めていきましょう!!

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『ポンジ・スキーム』とは?

詐欺はたくさんありますね。有名なものであれば振り込め詐欺(オレオレ詐欺など)、またコロナ禍では持続化給付金詐欺も連日ニュースに取り上げられていました。

では、『ポンジ・スキーム』とはどのような投資詐欺手法なのでしょうか?

この名前の由来は、今からおよそ100年ほど前に米国で活躍(?)した天才詐欺師チャールズ・ポンジから来ています。かなり前に考案された詐欺手法にも関わらず、シンプルかつ騙しやすいという理由で現在でも使われています。

具体的な方法は以下のようになっています。

① 出資金を募るために甘い話をもちかける

例えば、「自分があなたの代わりに資産を運用します。もちろん、その利益の一部を配当としてお渡ししますね。元本は保証します。」このように、月利10%や年利20〜30%以上の高い利回りを約束して、資金を集めようとします。

② 実際に約束した配当金を渡す

甘い話はないだろうと考えている人たちも、百聞は一見に如かずです。出資することで実際に配当金が入ってきたらどうでしょうか?
これは本物だ!!・・・こう信じてしまう人がいてもおかしくないと思います。

しかしこれは、詐欺師が集めたお金の一部を配当と謳って渡している、つまり自分が出資したお金の一部が戻ってきているだけなんです。詐欺師は資産運用なんて行っていません。

③ 出資金が増えたタイミングで詐欺師は姿をくらます

配当金が出ることによりこの投資を信じた人たちからの出資額は、さらに増えます。またその周囲の人など、その他からも出資が増大することで詐欺師の手元には膨大なお金が集まってきます。
ただ資産運用は行っていないため、いずれ配当を出すことはできなくなります。そうなる前に、集めたお金と一緒に詐欺師は逃亡します。

これが『ポンジ・スキーム』です。

資産運用の内容は、株式投資や事業融資、仮想通貨、不動産など、なんでもありなので応用もききます。明らかに怪しい利回りでも一度でも実際に配当が出る、ここが出資者を信じさせる注意点と考えられます。このシンプルなのに効果絶大な投資詐欺が100年も前に考えられたとは驚きです。

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投資詐欺にあわないために

まさか自分が・・・、そうならないために何ができるでしょうか?多くの場合は、自分自身の心構えや知識で避けることはできるはずです。
具体的に以下の3つをあげさせて頂きます。

あなだけ、甘い言葉には要注意

ほぼほぼ間違いなく、気前の良い話が勝手に向こうから近づいてきてくれることはありません。
話を持ちかけてくる人が仏様以外は、普通はまず自分やその身近な人の儲けを考えるはずです。赤の他人であるこちら側に話が回ってくることはありません。

情報には価値があります。気前の良い話は自ら動いて獲得しに行きましょう。

ノーリスクハイリターンはあり得ない

「高い利回りで資産運用をします、しかも元本は保証します」=ノーリスクハイリターン、これはあり得ません。もしこのような資産運用が存在すれば全員が億万長者です。

資産運用はノーペインノーゲイン、リスクなくしてリターンは得られません
これは肝に銘じておきましょう。

相場を知って備える

算出期間によって異なりますが、あの有名なS&P500の利回りも10%に届かないほどです。
また、投資の神様ウォーレン・バフェット氏の平均リターンでさえ約20%です。

投機的(ハイリスク)に運用すれば、タイミングが良ければ一時的に莫大なリターンを得ることができるかもしれません。しかし多くの場合は失敗します。
ましてや、それを元本保証で安定的に行えることはあり得ないのです。

相場を知ることで、提示された条件が妥当かどうか判断できます。

まとめ

当たり前かもしれませんが、詐欺に合わないためには継続的にしっかり学んでマネーリテラシーを高めていくことが一番と思われます。勉強をする、その過程で自ずと自分自身の資産は徐々に増えていくはずです。

では、本日のまとめです。

  • 『ポンジ・スキーム』は100年以上も続く投資詐欺の手法である。
  • 実際に配当が出る、これにより信用してしまう人がいる。
  • ノーペインノーゲインの精神で、適正なリスクを取って資産運用することが大切である。

資産を増やすだけではなく、守ることも意識していきましょう。わたしたち夫婦も、引き続き勉強に資産運用に楽しく頑張っていきます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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